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2010年6月23日水曜日

【活動報告 ニジェール】母親たちによる農業組合の組織強化支援事業


【財団法人日本国際協力システムNGO支援事業】

 ニジェール共和国はその厳しい気候や環境条件、資源不足などを背景に世界最貧国のひとつに数えられ、2007年の国連開発計画の人間開発指数では世界177国中の第174位に位置づけられている。またニジェールでは女性は一人平均7人の子供を出産するが、国連開発計画は、ニジェール国内の40%の子供が発育不良、そして5人に1人の割合で5歳未満の子供が死亡している報告している。

ニジェールの最西に位置するティラベリ州ウラム県の気候は、国内でも特に高温乾燥地域で雨量が少なく、そのため他地域に比べ作物収量が乏しい。主食の穀物(ミレット、ソルガム)を収穫後ほんの2~3か月分程度しか自給できておらず、慢性的に食糧が不足している。このような状況において、第一の犠牲者は子供たちである。多くの男性は収入を求めてマリ、ブルキナファソやナイジェリアといった隣国へ出稼ぎに行き、6月から10月の農業シーズンのみ家族のもとに戻ってくる。そのため多くの女性と子供たちは収入がないまま、長期間取り残されているのが現状である。2005年にニジェールを襲った大飢饉からの回復も途上段階で、現在でもウラムの女性たちへの援助の必要性は大きい。

 アムルトジャパンでは2009年8月からウラム県の母親たちに乳幼児栄養改善と自立支援のための乾季野菜栽培支援を始めている。当事業は2010年3月の収穫期をもって終了した。しかしながら彼女らは、その後さらなるグループの組織力強化やマーケティングスキルの向上のための支援を必要としている。本事業では組織運営、マイクロビジネス、子供たちの栄養改善研修を実施することで彼女たちの組織力をさらに強化する。そして、彼女らにグループの運営方法を教え、余剰の収穫物を販売交渉し、利益を獲得し、そしてその利益を次年度の栽培に向けてマネージメントする方法を指導する。加えて、子供たちの栄養改善についての指導も行う。この事業によって母親たちに野菜栽培および販売による収入向上と、そして、最終的に家庭における食料事情の改善へとつなげることを目的とする。


<事業概要>
事業名:ニジェールの母親たちによる農業組合の組織強化支援事業
事業期間:2010年3月〜8月 
対象地域:ニジェール共和国、ティラベリ州、ワラム県のワラム地区とトンディキウィンディ地区
対象者:家族の長である母親80人
現地カウンターパート:アムルトインターナショナルニジェール

活動内容
1. グループ組織化:
1) 80名の受益者を5つの小グループに分け(各グループ15または16名づつ)、母親組合を結成する。
2) 各組合よりリーダー、サブリーダー、会計を選出し、それぞれの役割分担を行う。
3)各組合にて組合のルールと規則を決定。
2.ベースライン調査:現状の各受益者の家庭の状況(食糧自給状況、食事の頻度、貧困度等)と、各組合の結成時の組織力のレベルの調査を行う。
3. トレーニングのカリキュラムの設定と方法の確定
4.マイクロビジネス、グループマネジメント、栄養、農作物の貯蔵方法、農作物販売のデモンストレーション、等のトレーニング(月に2回)
5.グループリーダーとサブリーダーをニアメに集めワークショップを行う:市場調査、すでにニアメで野菜のトレーディングをしている女性たちとのミーティングや、ビジネスパートナの発掘等
6. トレーニングの復習

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