
【財団法人 日本国際協力財団平成21年度 国際協力NPO助成事業】
ニジェール共和国のティラベリ州ウラム県の気候は、国内でも特に高温低湿であり、砂地で、雨季には浸食がみられ、土肥沃度が非常に低い。そのため他地域に比べ作物の収穫量が低く、主食の穀物収穫後たった2,3カ月間しか食糧を家庭で自給することができません。多くの男性は他国へ出稼ぎに行き、村には女性と小さな子供のみが取り残され、慢性的な飢えと貧困に苦しんでいます。この状況打破のため、彼女たちも夫の収入に頼っているだけではなく、自ら立ち上がり、グループをつくって、通常の農閑期に他の作物栽培を始めようとしている姿が見られました。本事業ではその活動をより効果的また安定的にするために、彼女たちを組織化し、技術と農具、灌漑設備を供給し、収入源にもなる作物を育てるための支援を行います。これにより、家庭の食糧自給を安定化が可能となり、またこの活動が団体農業のモデル事業となり、今後の団体農業の発展、農作物の現金化、引いては女性の経済的自立の促進へとつながることを目指します。
事業名: ニジェールの母親たちによるモデル集団農業の運営
事業時期: 平成21年8月~平成22年3月 (8ヶ月間)
実施地域と援助対象者: ニジェール共和国 ティラベリ州ウラム県のウラム行政区とトンデキウェンデ行政区の計2箇所の農地(各2と3ヘクタール、計5ヘクタール)
援助対象者: 家族の長である母親および女性約80人(間接受益者: 受益者の家族約560人)
事業目的: 母親たちが持続可能な集団農業を将来にわたって行い、年間を通して家庭の食糧供給が安定する。
事業目標:収穫物もしくはその販売にて各母親の家庭の食糧自給が50%向上する
活動内容:
●母親グループの受益者の選択と事業内容の説明会の実施:
(小さな子供を持つ母親、家庭の長である女性、ほかに収入源の持たない母親を優先)
●母親グループへの組織化と農業トレーニング実施
農業指導スタッフによる指導を行います。指導内容は土地づくり、種まき、苗床の準備から作物の収穫、種の保存指導に加え市場での販売支援を行います。また、水やり方法や水路の維持、電動ポンプの使用方法とメインテナンスの説明も併せて指導します。
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