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アムルトジャパンのブログへようこそ! 皆様にアムルトの活動の様子をお伝えするブログです。

2009年8月27日木曜日

【活動報告 スーダン】公衆衛生環境改善支援事業

 アムルトジャパンは、今年の5月から南部スーダンにおいて公衆衛生環境改善支援事業を行なってきました。事業開始から4ヶ月が経ち、市場の環境改善のためにゴミ箱やトイレ、手動ポンプの設置だけでなく各市場で公衆衛生に関するワークショップやキャンペーンも始まりました。現地の方々の感想も踏まえつつ、5月の事業開始から8月までの進捗状況と今後の予定をお伝えします。


事業の進捗状況:
・5

トイレ、ゴミ箱設置場所の選定が開始しました。
事業開始当初から対象であるマルワルコン、ワンジョック、マドールの3市場間の連携の確認も行われました。

・6月
ワンジョック市場で1回目の市場利用者に対するワークショップを開催しました。
ワークショップの内容は、適切な水の管理方法や不衛生な環境の下で感染する病気の防止法、トイレ利用の重要性などです。ワークショップでは、分かりやすいように現地の方の日常生活の絵やグループディスカッションを通して学んでいきます。










※写真
左)第1回目ワークショップ(ワンジョック市場)
右)グループディスカッション(ワンジョック市場)

・7月
マドール市場において、1回目の公衆衛生ワークショップを実施しました。
またワンジョック、マドール市場にて、1回目の公衆衛生キャンペーンを行ないました。
キャンペーンの内容は市場内のごみ拾い、衛生教材のタオルを使った日常生活における衛生環境改善教育です。
さらにワンジョック市場ではトイレの建設が始まりました。
 
※写真
左)第1回ワークショップ(マドール市場)
右)第1回目キャンペーン(ワンジョック市場)

・8月
マドール、ワンジョック市場において2回目の公衆衛生ワークショップを実施しました。  
※写真
左上)第2回キャンペーン(マドール市場)
右上)第2回キャンペーン(ワンジョック市場)
左下)トイレの建設現場(ワンジョック市場)



現地の方から:
≪マドール市場≫
・今まで公衆衛生環境改善のプロジェクトが、マドールで行われたことはなかった。今回、本プロジェクトがマドールで実施されて、とてもうれしく思う。(ワークショップ参加者)
・2回目のワークショップには、もっと多くの参加者を募って、公衆衛生の意識を高めていきたい。(ワークショップ参加者)
・定期的に市場を掃除する日を設定して、市場をみんなできれいにしていく。(ワークショップ参加者)
≪ワンジョック市場≫
・本プロジェクトに資金を提供し、公衆衛生について学ぶ機会を与えてくれたドナーに感謝している。(キャンペーン、ワークショップ参加者)
・本プロジェクトは、私たちのコミュニティに非常に有益である。引き続き、プロジェクトの実施に協力していきたい。(衛生普及委員)
 
※写真
左)第1回目のキャンペーンの後で、女性参加者が本プロジェクトへの感謝のダンスを踊っている様子(マドール市場)
右)衛生管理委員、衛生普及員を対象に製作したキャンペーン用Tシャツを着て見せてくれた女性衛生普及員(マドール市場)



今後の主な予定:
· 各市場での公衆キャンペーンと公衆ワークショップの実施
· トイレ、井戸の完成
· ゴミ箱の設置

2009年8月11日火曜日

【イベント告知】スリランカカレー料理教室 【締め切りました】

たくさんのご応募ありがとうございました。
定員に達したため、応募を閉め切らせていただきます。

次のスリランカ・カレー教室開催のご案内をご希望の方は「カレー教室案内希望」と明記し、info@amurt.or.jpまでメールをお送りください。次回の料理教室開催のお知らせをお送り致します。


【日時】2009年9月26日(土) 10:00~14:00

【場所】菅刈住区センター 2階 調理室
     目黒区青葉台2-10-18

【交通】東急東横線・東京メトロ日比谷線 
     中目黒駅 徒歩12分

【参加費】2,500円

【持ち物】エプロン

【定員】20名

【講師】山崎シルヴァさん(フードコーディネーター)


前半は在日スリランカ人の山崎シルヴァ先生をお招きしてスリランカ料理のワークショップを行います。
メニューはスリランカカレー2種類(ミートカリー、野菜カリー)、パセリサラダ、タピオカプディング、ジンジャーティー。
どのメニューも簡単、かつ本場の味がお楽しみ頂けます!

後半は写真や映像を交えてスリランカの紹介タイム。サリーを実際に着ることもできます!

今年5月に約25年に及ぶ内戦が終結し、今後ますます注目の集まるスリランカ。
是非皆さんの目と耳と舌でその素晴らしさを体験してみて下さい!

また、当日はスリランカの女性達が作ったボビンレースやヤシの繊維を紡いで作った猫マットの展示も行います。

なお、純益はアムルトジャパンが支援するスリランカの人々の自立支援の為に
使われます。

ご応募の際はメールの件名を「9月26日スリランカカレーワークショップ参加希望」とし、
①お名前
②ご連絡先(電話もしくはE-mailアドレス)
③ワークショップを知ったきっかけ
④当日、スリランカやアムルトジャパンについて聞きたいことがあればお書き下さい。

info@amurt.or.jpまでお知らせ下さい。
3営業日以内に返信がない場合は、お手数ですがお電話にて03-3338-3551まで
お問い合わせ下さい。

たくさんのご応募お待ちしております!

担当:大貫
【検索キーワード】国際協力、スリランカ、料理

【活動報告 ニジェール】乳幼児健康改善のための保健衛生教育および生活改善モデル事業






JICA 草の根技術協力事業


国土の約3分の2を砂漠に覆われ、農耕可能地域での年間降雨量は400~700mm程度と少なく、年によって変動が大きいニジェール共和国。基幹産業である農業は大半が天水栽培で行われているため、収穫量は降雨量に大きく影響され、旱魃の際は広範囲にわたる食糧不足に見舞われやすい状態です。

2004年には旱魃とバッタの大発生により、ニジェールの農産物は甚大な被害をこうむり、人口の多くが食糧不足に陥りました。

2005年の7月に出された国連児童基金(UNICEF)の公表によると、5歳未満の乳幼児80万人を含む360万人の人々が栄養不良状態にあるとの数値でした。現在でも、5歳未満の乳幼児の死亡率は、1,000人中259人と世界的にも極めて高くなっています。

栄養失調児の健康状態改善を目指し、下記事業を実施します。

<事業概要>

事業名:タウア州ブザ県村落部における、乳幼児健康改善のための保健衛生教育および生活改善モデル事業
事業期間:2009年7月1日より 24ヵ月間 
対象地域:ニジェール共和国、タウア州 ブザ県内の3コミューン内の10村落
対象者:対象地域内の乳幼児(5歳未満) 約750人とその母親500人の母親
現地カウンターパート:アムルトインターナショナルニジェール

活動内容
講習会活動に参加した母親の家庭における乳幼児の健康状態が向上することを目標に下記の活動を行います。
● 保健衛生・栄養啓蒙活動を自主的に運営できるヘルス・トレーニンググループの育成
● 母親や女性たちへの保健衛生・栄養指導
● 保健衛生・栄養改善活動に必要な経済基盤への支援

活動の様子は随時本ブログにてお知らせします。