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アムルトジャパンのブログへようこそ! 皆様にアムルトの活動の様子をお伝えするブログです。

2010年9月5日日曜日

【お知らせ】スリランカフェスティバルに出展します

「スリランカ、新しい時代の幕開け」というテーマのもと、スリランカフェスティバルが開催されます。
アムルトジャパンはJ9ラジオのブースの一部をお借りして出展します。
既存のレース商品に加え、レースを使ったアクセサリー等新しい商品も展示販売します。
皆様のご来場お待ちしております!

場所:東京都渋谷区 代々木公園
日時:平成22年9月11日、12日 午前10:00 から午後 7:00まで
入場料無料

2010年9月3日金曜日

【お知らせ】ニジェールスタッフ来日のお知らせ

アムルトインターナショナルニジェールスタッフが
社団法人大阪青年会議所の招聘で来日。


アムルトジャパンのニジェール事業の現地カウンターパート アムルトインターナショナルニジェールのスタッフNana Souéra Tchiémago (ナナ スエラ チェマゴ)が社団法人大阪青年会議所主催の「TOYP2010 平和貢献フォーラム」に参加するために来日します。

フォーラムの今年のテーマは「恒久的世界平和のために」 - Cure society for ever lasting peace - 社会問題の根本的解決を図るために世界で奮闘する「社会起業家」たちが、世界の現状と自らの活動について語ります。

フォーラムの内容はこちらのPDFをご覧ください。

◇ TOYP事業とは
TOYPとは、The Outstanding Young Persons=傑出した若者たち、すなわち素晴らしい活躍を続けている若者たちの意味です。
TOYPの目的はさまざまな分野で社会的な影響を与え、ひたむきで情熱・可能性があふれる傑出した若者たちと議論を重ね、互いに学び合い、意識を高め合うことを目的としています。 (社)大阪青年会議所では、1981年より30年にわたってTOYP事業に取り組んでおり、広く世界中より将来を嘱望される有為な青年たちを招聘し、胸襟を開いて共に未来を語り、相互理解を深めることで、実りある国際交流を着実に積み重ねてまいりました。
TOYPホームページ:http://www.osaka-jc.or.jp/2010/toyp

2010年8月29日日曜日

【イベントお知らせ】ふぉふぉ★ニジェール!


毎年、世界最貧国にランクされる、ニジェール。
国土の3/2が砂漠という過酷な環境の中で生活する人々。
昨年の大規模な干ばつの影響で今年は人口の約半分にあたる7百万もの人々が食糧不足に陥っています。

雨が降らずお祈りをする人々。
皮肉なことに今年は洪水という問題が発生し、畑に植えられた貴重な野菜や穀物が流され、食糧不足をさらに深刻化しています。

日本ではほとんどニジェールの被害を伝えるニュースを見ることができません。

遠いアフリカの国で起きていること、と無関心でいてよいのでしょうか。

ご存知ですか?ニジェールと日本、、、意外な繋がりがあります。

ニジェールを楽しみにながら知ってください。皆様のご来場を心よりお待ちしてます!

【ふぉふぉ★ニジェール!】
ニジェール大好き人間、ニジェールをまだ知らない人、皆で集まってニジェールを楽しもう!

*「ふぉふぉ」って何? 答えは当日会場で!

日 時: 2010年9月19日(日)
13:30〜16:30 (15:30〜懇親会)
場 所: JICA地球ひろば セミナールーム301
    〒150-0012 東京都渋谷区広尾4-2-24 TEL:03-3400-7717
定 員: 40名
参加費: 一般 2,000円 / 学生 1,500円(飲み物、軽食代含む)

お問合せ・お申込み
お問合せ 特定非営利活動法人 AMURT Japan
TEL: 03-3338-3551 FAX: 03-3338-3544
e-mail: info@amurt.or.jp

お申込み
お名前、当日のご連絡先、ご所属を明記の上、Eメールまたはファックスで9月15日(水)までにお申込みください E-mail: ito@amurt.or.jp / FAX: 03-3338-3544


プログラム
13:10 開場
13:30〜15:00 ニジェールを知ろう!

★スライドトークショー 
東海林美紀氏がニジェールで撮影した人々の生活の様子をスライドショーで紹介します。 *イベント当日は、JICA地球広場ロビーで東海林氏の写真展示が行われています。

★トークショー Nana x Miki 東海林美紀氏とアムルトインターナショナルニジェール事務所に勤務するNana Soueraが語るニジェール。ニジェールの食糧不足の現状、どのような支援が必要とされているかなど現地の声をお届けします。
皆様からのご質問もお受けします。

15:00〜16:30 ニジェールを楽しもう! 懇親会
一般社団法人コモン・ニジェール代表福理事福田英子氏に、日本とニジェールの関わりについてお話していただきます。日本在住ニジェール人のお話(予定)、アフリカの楽器ジャンベ演奏に挑戦、ニジェール・クイズなど楽しい催しが盛りだくさんです。

<プロファイル>
東海林美紀
フォトグラファー(ジョイセフ所属)

2007年3月から2年間、JICAの青年海外協力隊に参加。
アフリカ・ニジェールの現地NGOと診療所に勤務し、HIV/エイズ対策に取り組む。
また、エイズアウェアネスコンサートを企画制作するなど、開発におけるアートの可能性に強い関心を持つ。
現在はフォトグラファーとしてアフリカを中心に女性の撮影取材を続け、人々の日常の暮らし、音楽、ファッションなどの発信にも取り組んでいる。

ウェブ http://www.mikitokairin.com

Nana Souéra Tchiémago (ナナ スエラ チェマゴ)
アムルト インターナショナル ニジェール代表。
スイス・ジュネーヴの開発研究大学院(IUED)で開発専攻の修了証書を取得。その後プロジェクト管理の修士号を取得。アムルトインターナショナルを含む複数の国際人権NGOで15年間の経験を積んできた開発の専門家。とくに緊急援助および開発分野で、プログラムの監督、技術アシスタント、プログラム責任者として勤務。紛争解決のための地域委員会メンバーでもあり、紛争防止グループでの活動も経験した。
散歩と料理、読書を趣味とする、四児の母親。

主催:特定非営利活動法人AMURT Japan
共催:国際協力NGO ジョイセフ /一般社団法人 コモン・ニジェール
協賛:独立行政法人国際協力機構

2010年6月24日木曜日

【活動報告 ニジェール】現在のニジェール治安状況について

現在のニジェール治安状況について
ニジェールでは、マリ国境やアルジェリア国境から侵入するアルカイダ勢力、そしてアガデス県を中心とした政府と反政府軍の和解後のこじれにつけこんだアルカイダ勢力の拡大、2008年のブザ近くのタヌート市における政府軍と反政府軍の大衝突の影響など、治安の悪化が改善されず、ニジェール北部のへの外国人の移動は禁止された状態です。

アムルトジャパンのJICA草の根事業実施地域であるブザ地域でも邦人のブザ滞在は上記背景からできないことになりました。従って、アムルトジャパンは活動地域に宿泊することができないため、ブザの南、車で1時間半ほどにあるマダウア市のホテルをベースにし、毎回ブザまで武装警官の護衛のもとで通いながら活動を継続していく予定です。

また、現在国際協力システムの助成事業を実施しているティラベリ州ウラム県においては、2010年3月8日に、アルカイダと見られるイスラム系集団による襲撃があり、ニジェール人兵士複数名が死亡する事件が発生し、現在邦人の立ち入りは禁止されているという状況です。

治安の悪化により、日本人スタッフが事業実施地域で自由に活動を行えないことは非常に残念ですが、活動実施計画の見直しを行いながら私たちにできる限りの支援活動を継続していきたいと思います。一日でも早い治安の改善を望みながら、ニジェール現地スタッフとの協力のもと、頑張りたいと思います。

アムルトジャパン
ニジェールスタッフ一同

2010年6月23日水曜日

【活動報告 ニジェール】乳幼児健康改善のための保健衛生教育および生活改善モデル事業

JICA 草の根技術協力事業
2009年7月から開始した本事業の2010年4月、5月の活動状況です。

1.プロジェクト活動内容

1 4/1-2
「女性の性と出産に関わる健康」のレヴューセッション
妊娠について、リスクの低い妊娠とは、妊娠中のトラブル対処、、出産について、妊産婦の死亡を避けるには、家族計画、避妊、性感染症とは、等のレビューセッション

2 4/5/-15
「子供の病気」のHTGへの研修
子供に罹りやすい「マラリア」「風邪」「下痢」「発熱」の症状、その原因、対処法、ワクチン接種の奨励、家庭内で出来る応急看護法、等の研修を実施
下痢や発熱時の子供に飲ませる生理食塩水の作り方

3 4/19-29
「子供の病気」母親全体への研修

4 5/3-27
「子供の病気」レヴューセッション
上記の研修内容についての復習会

5 4/26-5/27
所得創出活動への情報共有・啓発
アムルト主催の所得創出活動サポート基金について啓発

6月以降は衛生・栄養研修に加えて、所得創出活動に向けての研修も開始する。
所得創出活動に対し、アムルトニジェールがサポート基金を提案。マイクロビジネスを始める受益者に対し各サイトで合計15万Fcfaを上限に6ヶ月返済でのクレジットを計画。受益者に紹介。

所得創出活動に対し、アムルトニジェールがサポート基金を提案。マイクロビジネスを始める受益者に対し各サイトで合計15万Fcfaを上限に6ヶ月返済でのクレジットを計画。受益者に紹介。

6 4/1-5/30
家庭訪問
HTGsが受益者たちの家庭を訪問し、研修で得た知識を実践しているか確認。村で一番素晴らしく実践している母親を表彰。

*HTG---Health Training Group;母親代表2名、産婆1名、地域保健所の看護師長あるいは看護助手1名の計4名からなるリーダーグループ



2、現地モニタリングの報告

4月25日-30日の6日間、武装憲兵の警護つきで約半年ぶりに現地モニタリングに入りました。日々の電話やメールでのレポート、および月末の現地レポートで報告されていたように、昨年9月、10月のモニタリング時に比べ、受益者の皆さんが格段に活気があり、研修を楽しんでいる様子が伺えました。受益者たちの、研修に対する取り組み姿勢、服装が清潔になっていること、子供たちの服装、髪型、身だしなみが以前に比べ清潔になっていることが観察できました。また、いくつかのサイトではHTGメンバーの一人である保健所のスタッフが非常に協力的で、病気や予防接種などについて専門家の立場から細やかな補足説明をして下さっていました。「分からないことがあればいつでも保健所へどうぞ」と、研修のあとのサポートまで申し出て下さっており、心強い印象を受けました。

 HTGsの研修リーダーとしての能力については、プロジェクト開始時と比較すると格段に成長が見られますが、個人差も大きく、一人で十分に研修をリードしていける方と、まだまだAMURTスタッフの補足が必要な方も見受けられました。彼女たちの自立を促すため、これまではAMURTスタッフが傍にいて、その都度、不十分な内容の補足に入っていたようなので、それを改め、今後は彼女たちのみが前に立ち研修を実施し、彼女たちの企画が終了してからAMURTスタッフが補足に入るよう指示しました。

 ほとんどのサイトでは、これまで既存の藁ぶきと土壁でできた東屋(AMURT Intl.のプロジェクトの一環で建設済)を利用してきましたが、3サイトではまだ東屋がなく、大きな木の下で集まって研修を開催してきました。現場のレポートではさほど問題ないと聞いていましたが、実際見てみるとやはり気温の高くなる中での木陰での研修は集中力を削ぎ、これは問題であると感じました。この3サイトについては予算を組んで東屋の建設を計画したいと考えています。雨季が終わる9月時下旬を目処に現在建設を検討中です。

 4月下旬からは所得創出活動に向けての啓発も開始しました。初回のアンケート調査では家畜肥育をしたい女性が圧倒的に多かったのですが、理想と現実は若干違うようで、実際に何を始めるか企画を聞くと、まず家の軒先で簡単に始められる「揚げ菓子の販売」「穀物を簡単に調理して販売」などへ取り組みたいという希望が格段に増えています。なぜなら家畜肥育は羊やヤギの購入資金やその餌代など、初期投資が大きいからです。こちらからはフレキシブルに彼女たちのニーズに合わせて研修メニューを準備し、彼女たちの選択をサポートする形をとりたいと考えています。



3.今後の展望

 このように事業は順調に進捗してきております。来る6月13日にはワークショップを開催し、各サイトからの代表たちをブザ事務所に招き、この1年間の活動の振り返りと、次の1年のグループ活動の計画を検討するとともに、他のサイトではどのような活動をしてきたか、これからどのような活動をするのかを互いに知らしめあう機会を持ちたいと計画しています。このときに各サイトの所得創出活動の研修計画も確定し、今後はサイト毎のニーズに合わせて計画を組んでいく予定です。

【活動報告 ニジェール】母親たちによる農業組合の組織強化支援事業


【財団法人日本国際協力システムNGO支援事業】

 ニジェール共和国はその厳しい気候や環境条件、資源不足などを背景に世界最貧国のひとつに数えられ、2007年の国連開発計画の人間開発指数では世界177国中の第174位に位置づけられている。またニジェールでは女性は一人平均7人の子供を出産するが、国連開発計画は、ニジェール国内の40%の子供が発育不良、そして5人に1人の割合で5歳未満の子供が死亡している報告している。

ニジェールの最西に位置するティラベリ州ウラム県の気候は、国内でも特に高温乾燥地域で雨量が少なく、そのため他地域に比べ作物収量が乏しい。主食の穀物(ミレット、ソルガム)を収穫後ほんの2~3か月分程度しか自給できておらず、慢性的に食糧が不足している。このような状況において、第一の犠牲者は子供たちである。多くの男性は収入を求めてマリ、ブルキナファソやナイジェリアといった隣国へ出稼ぎに行き、6月から10月の農業シーズンのみ家族のもとに戻ってくる。そのため多くの女性と子供たちは収入がないまま、長期間取り残されているのが現状である。2005年にニジェールを襲った大飢饉からの回復も途上段階で、現在でもウラムの女性たちへの援助の必要性は大きい。

 アムルトジャパンでは2009年8月からウラム県の母親たちに乳幼児栄養改善と自立支援のための乾季野菜栽培支援を始めている。当事業は2010年3月の収穫期をもって終了した。しかしながら彼女らは、その後さらなるグループの組織力強化やマーケティングスキルの向上のための支援を必要としている。本事業では組織運営、マイクロビジネス、子供たちの栄養改善研修を実施することで彼女たちの組織力をさらに強化する。そして、彼女らにグループの運営方法を教え、余剰の収穫物を販売交渉し、利益を獲得し、そしてその利益を次年度の栽培に向けてマネージメントする方法を指導する。加えて、子供たちの栄養改善についての指導も行う。この事業によって母親たちに野菜栽培および販売による収入向上と、そして、最終的に家庭における食料事情の改善へとつなげることを目的とする。


<事業概要>
事業名:ニジェールの母親たちによる農業組合の組織強化支援事業
事業期間:2010年3月〜8月 
対象地域:ニジェール共和国、ティラベリ州、ワラム県のワラム地区とトンディキウィンディ地区
対象者:家族の長である母親80人
現地カウンターパート:アムルトインターナショナルニジェール

活動内容
1. グループ組織化:
1) 80名の受益者を5つの小グループに分け(各グループ15または16名づつ)、母親組合を結成する。
2) 各組合よりリーダー、サブリーダー、会計を選出し、それぞれの役割分担を行う。
3)各組合にて組合のルールと規則を決定。
2.ベースライン調査:現状の各受益者の家庭の状況(食糧自給状況、食事の頻度、貧困度等)と、各組合の結成時の組織力のレベルの調査を行う。
3. トレーニングのカリキュラムの設定と方法の確定
4.マイクロビジネス、グループマネジメント、栄養、農作物の貯蔵方法、農作物販売のデモンストレーション、等のトレーニング(月に2回)
5.グループリーダーとサブリーダーをニアメに集めワークショップを行う:市場調査、すでにニアメで野菜のトレーディングをしている女性たちとのミーティングや、ビジネスパートナの発掘等
6. トレーニングの復習

2010年4月27日火曜日

毛糸だま 2010年夏号でスリランカボビンレースプレゼント!


(株)日本ヴォーグ社発行「毛糸だま 2010年夏号」でスリランカボビンレースをプレゼントとして掲載していただきました。
スリランカの女性たちがコツコツと時間をかけ作り上げるボビンレースがひとりでも多くの皆様の目に触れ、そしてご利用いただけたらと思います。

古着のリメイクや洋服のアクセントに…用途はみなさんのアイデアしだい!
たくさんのご応募お待ちしております。

スリランカレースは、イケナカ商事(株)様にご協力をいただき、現在「手芸レースと服飾レースの小売りサイト」トーションレース.comで取り扱いをしていただいております。是非サイトもご覧ください。

アムルトジャパン
事務局スタッフ一同

2010年3月4日木曜日

【お願い】 ニジェール募金 “ニジェールにエールを”

アムルトジャパンでは、平成21年8月から日本国際協力財団の助成を受けて、「ニジェールの母親たちによるモデル集団農園の運営」事業を実施しています。事業の詳細については、こちらをご覧ください。

事業の開始から7カ月が過ぎ、お母さんたちの意欲の高さと、専門家の熱心な指導の成果もあって、技術や知識も向上してきました。ところが、農園の運営を軌道に乗せようと、お母さんと専門家が協力して作業していた矢先に、ニジェール国内で外国人を誘拐する事件やクーデターが起こりました。

現在、アムルトジャパンが事業を展開する地域も含めて、国際的な渡航規制や外国人の撤退措置がとられています。そのために、日本人プロジェクトマネージャーも集団農園の様子を見に行くことができなくなってしまいました。

お母さんたちの挑戦は、始まったばかりでした。
これから、もっともっと協力しながら、そして日本人プロジェクトマネージャーの指導を仰ぎながら、作物の収穫や加工、販売、農地の改善を行っていくところでした。

支援を必要とする人々が目の前にいるのに、一歩も近づくことができない・・・プロジェクトマネージャーは、そんな歯がゆさと心苦しさを抱きながら、現地スタッフへ電話をすることによって指導を続けています。

現在、お母さんたちの技術は向上しつつありますが、農作業に必要不可欠な農具が足りていません。
毎日毎日頑張るお母さんたちに、十分な農具を届けたい。それが、私たちにできる支援だと思いました。
「今は農地を見に行くことはできないけれど、いつもいつも応援しています。」
その気持ちを伝えるために、日本からニジェールにエールを送りたい。

2000円のご支援で、農具セット(クワ、水タンク、ジョウロ、ござ、蚊帳、種)を購入することができます。
農具にはご支援いただいた方のお名前を施し、農具セットの配布時には皆さまからのメッセージをカードにして手渡します。

皆さまからのエールが、ニジェールのお母さんたちの勇気となり、明日への励みとなります。
ご協力、お願いいたします。


【ご支援の方法】
*お名前
*お母さんたちへのメッセージ
*農具セット数
*ご連絡先(メールアドレス、お電話番号など)

をメール(info@amurt.or.jp)、ファックス(03-3338-3544)、郵便でお送りください。


【お申込み、お問い合わせ】
特定非営利活動法人 アムルトジャパン
〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル101号

【郵便局からのお振り込み】
郵便振替口座: 00140-7-613-902
振込先名義: アムルトジャパン

【銀行からのお振り込み】
銀行振込口座: 東京三菱UFJ銀行 銀座通支店 (普)1231263
口座名義: 特定非営利活動法人 AMURT Japan

2010年2月12日金曜日

【活動報告 スリランカ】 知的障がい者のための地域に根ざした家庭菜園活動による自立促進支援事業

【平成20年度国際ボランティア貯金寄附金援助事業】
この事業は、家族への依存度が高い知的障がい者を対象に、彼らの社会性を刺激し、自立を促すとともに、基本的な運動能力の維持そして増進を図り、安定した生活が送れるようにすることを目指しています。事業目的、活動内容詳細はこちらをご覧下さい。
2009年8月に本事業が開始されてから、約6ヶ月が経過しました。そこで、受益者の家庭を訪問し、訓練で得た知識や技術が各家庭でどのように活かされているかを視察してきました。

最初に訪れたのは、チャミカくん(9歳)。


私たちがチャミカくんの家へ到着すると、早速チャミカくんが家庭菜園を案内してくれました。
家の裏にある菜園は、成長した野菜たちであふれており、チャミカくんはトウガラシや緑の野菜たちを次々と紹介してくれました。そんな様子を見て、チャミカくんは「活発で、おしゃべり好きな男の子」という印象を受けました。
しかし訓練中、チャミカくんは物静かで常にお母さんの後ろに隠れ、名前を呼ばれても反応がなく、会話も思うように進まなかったといいます。
訓練の後、お母さんと一緒に野菜の世話をするなかで、チャミカくんには「自分が野菜を育てている」という感覚が根付いたようです。そして、野菜の成長を見守ることで、チャミカくん自身が成長できたのかもしれません。
訓練中に物静かであったのが信じられないくらい、チャミカくんはよく動き、よく話し、そしてよく笑ってくれました。名前を呼ばれると、振り返って返事をし、会話もスムーズにできました。訓練を担当したプロジェクト・アシスタントによると、「目の前にいる人の目を見て話すことができるようになったのが大きな変化の一つだ」ということでした。
お母さんは、「訓練の後、家庭菜園を始めたところ、彼の情緒が安定し、とても活発になった」と言ってくれました。そう言いながら、幸せそうな笑顔をうかべたお母さんの表情がとても印象的でした。

このように、訓練内容が家庭で実践され、チャミカくんにポジティブな変化が現れたことは、私たちにとっても嬉しいことでした。今後もたくさんの野菜たちと一緒に、チャミカくんが身も心も大きくなっていけるといいと思います。
担当:岡部史織

【活動報告 スリランカ】 知的障がい者のための地域に根ざした家庭菜園活動による自立促進支援事業

【平成20年度国際ボランティア貯金寄附金援助事業】

この事業は、家族への依存度が高い知的障がい者を対象に、彼らの社会性を刺激し、自立を促すとともに、基本的な運動能力の維持そして増進を図り、安定した生活が送れるようにすることを目指しています。
事業目的、活動内容詳細はこちらをご覧下さい

この事業の一環として行われたサンボディ・ホームでのモデルホームガーデン作りを見学してきました。

サンボディ・ホームは心身に障がいを持った人々のための施設です。敷地内には身寄りのない障がい者のたの“家”と障がい児のためのディサナイカ学校があります。“家”では7歳から65歳までの人が共同生活をしています。そして、学校では自宅通学の生徒と“家”に住んでいる生徒が共に学びます。

2010年1月、サンボディ・ホームにはたくさんの野菜の種や苗、木材や堆肥が運び込まれました。今日からここで、モデルホームガーデン造りが始まります。
1日目:作業は雑草でいっぱいの地面を耕すところから始まりました。土を耕すグループ、ココナツの殻を割るグループ、牛糞や堆肥、そしてもみ殻などを混ぜるグループ。みんながそれぞれ分担して、汗をかきながらの作業です。
  






2日目:地面がきれいになって、ココナツの殻で囲われたおしゃれな菜園ができ始めました。



3日目:絵を描いたり、音楽を楽しんだり、劇をしたりのアート・セラピーが行われました。
4日目:農業の専門指導員の隣で、苗の植え方や種の蒔きかたを学んでいます。上手にできたので、指導員の先生がほめてくれました。ニランティちゃんはとても嬉しそうです。
苗はまだまだ小さいので、芯のしっかりした大き目の葉っぱで囲って、風や雨をしのぎます。
  






5日目:野菜が大きくなったとき、自由に茎を伸ばせるように、ココナツの繊維で作られたロープを張ります。植物を堆肥として再利用するためのコンポスターも完成しました。
普段は居住空間で寝ているだけの人も、身体的な障がいのために作業に加われない人も、家庭菜園の様子を見にきていました。
  




6日目:立派なホームガーデンの完成です。雑草に覆われた地面が大変身。この日はフルーツ・ジャムやキャッサバ・チップスを作り、収穫した野菜の加工方法を学びました。
 



訓練終了から10日目、サンボディ・ホームの家庭菜園では、小さかったトマトの苗が囲いを越えて大きくなっていました。今後も専門指導員のアドバイスを受けながら、菜園での野菜作りを続けていきます。スリランカの太陽の恵みをいっぱいに受けて、野菜たちはどんどん大きくなることでしょう。
 




担当:岡部史織

2010年1月22日金曜日

朝日ニュースター「Learning Planet」で活動紹介!

アムルトジャパンのボランティア 村井美恵子さんと事務局長の伊藤が朝日ニュースター「Learning Planet」に出演し、スリランカの活動について紹介します。

朝日ニュースター「Learning Planet」(CS放送)
初回放送:2010年1月23日(土)夜10:00-11:55


再放送:
25日(月)深夜3:00~4:55
26日(火)午後4:00~5:55
29日(金)夜9:00~10:55
30日(土)深夜1:00~2:55

スカパー、スカパーe2、ケーブルテレビなどでご覧いただけます。

2010年1月12日火曜日

【活動報告 スリランカ】 知的障がい者のための地域に根ざした家庭菜園活動による自立促進支援事業

【平成20年度国際ボランティア貯金寄附金援助事業】

この事業は、家族への依存度が高い知的障がい者を対象に、彼らの社会性を刺激し、自立を促すとともに、基本的な運動能力の維持そして増進を図り、安定した生活が送れるようにすることを目指しています。
事業目的、活動内容詳細はこちらをご覧下さい。

家庭菜園訓練修了書のための修了式を開催しました。


12月22日(火)は、国際ボランティア貯金配分金事業で実施している知的障害者のための家庭菜園訓練を終了した人々へ修了証の授与式が行われました。会場には受益者そして関係機関が集まり、受益者たちにひとりひとり修了証を手渡しました。
スリランカの伝統的な儀式オイルランプ点灯から始まった授与式では、受益者の女の子ふたりが見事な舞踏を披露してくれ、会場を盛り上げてくれました。

見事な踊りを披露した15歳のラシー二さん

会場に集まった受益者の家族からは、今後もこのような活動を続けて欲しいという要望がたくさん寄せられました。


修了式の参加に伴い、家庭菜園訓練を終了した受益者宅を訪問しました。水不足により思うように栽培できなかった植物もあったようですが、全般的に順調にな成長が見られました。訓練期間中に習得した収穫物を利用した食品加工を行っている家庭はまだ少なく、収穫物を知人と交換する程度の活動が行われていました。今後は食品加工の推進および収穫物の市場等への販売を通した所得創出の指導を行っていきます。


家庭菜園ではウォータービーンズやゴトゥコラなどを栽培。毎日食卓に収穫物がのっている。





ゴール市内にてトレードフェア開催

2009年12月19日から21日までの3日間、アムルトの支援で津波被災女性が組織している組合が中心となりトレードフェアを開催しました。ゴール県内の3つの組合(ゴール、ヒッカドゥワ、ハバラドゥワ)に加え、2008年にアムルトジャパンが実施した障がい者支援事業で職業訓練を受けた人々も商品を展示し販売しました。

各組合が工夫をこらした展示を行い、自分たちの商品を少しでも来場者にアピールしようと頑張っていました。

屋内の会場では、ケーキつくり、有名なビューティシャンによる新婦のヘアーデザイン、レース、コイアマットつくりの実演などが行われ、終日たくさんの来場者で盛り上がりました。

最終日には、ベストコーポレート賞、ベストデザイン賞などの表彰が行われ、これからも頑張ろうとする意欲が感じられました。


今回障害者グループもブースをひとつもらい、商品の展示をすることができました。組合に比べブースの展示は少し地味で商品も少なめでしたが、たくさん販売することができたと大喜びでした。